1.6%の理学療法士から選ばれた訪問看護ステーションの魅力!
こんにちは、タツミ訪問看護ステーション鷺沼の高橋です。
日本理学療法士協会の統計情報によると理学療法士の数は、2021年3月末 現在で129,875人。
その中で訪問看護ステーションで勤務している方は2,061人です。
年々増加しているとはいえ、訪問看護ステーションで勤務する理学療法士は全体の1,6%と看護師の訪問看護ステーションで勤務率3%の半分にとどまっています。
少ない理由は、理学療法士の勤務先として訪問看護ステーションがあることを知らない方もいるようですし、知っていても果たして何をやるのかわからないという方もいると思います。
また、訪問で働く理学療法士は基本的に単独で訪問先に出向きリハビリを行うため、リスク管理や緊急時の対応などを心配するかと思います。
そこで本日は、訪問看護ステーションのリハビリステーションについてお伝えしたいと思います。
訪問看護リハビリステーションの効果と魅力
まず訪問看護リハビリステーションの効果についてお伝えしたいと思います。
令和元年度老人保健健康増進事業「要介護者等に対するリハビリテーション提供体制の指標開発事業」がご利用者本人やご家族に調査したところ、「効果があった」62%、「どちらかというと効果があった」37%併せて99%が効果を実感しています。
また訪問リハビリテーションならではの魅力もあります。
訪問リハビリの分野では、医療施設や介護施設とは違って、利用者さんと長期的にお付き合いすることが多いため、利用者さんの人生の一部にかかわらせてもらえると実感します。
ご自宅でリハビリを行いますので、日常生活に直結する機能回復・維持に繋がりやすく、(リハビリ職が)直接利用者の生活環境を見ることで、的確な機能訓練やアドバイスが可能です。
寝たきりなどで通所リハビリの利用が難しい方でも、移動の負担やリスクなく実施できるなど、1対1でのきめ細やかな支援を行うことができます。
勿論、リハビリや介助の仕方について家族からの相談に応じることができますので、よりご利用者様の支援が行いやすいという側面もあります。
「より生活に近い実践的なリハビリを行うことが多いため、責任もあるが、その分利用者さんの生活が改善されたときに喜びを感じる」という理学療法士からの声もあります。
また、看護師と近い関係性で勤務でき、医療職種以外の他職種とも連携する機会が多いため、自身の視野が広がり、ご利用者様を支援する方法に多様性があります。
居宅介護支援計画書を作成するケアマネージャーや福祉用具相談員、地域包括支援センターや市町村など、外部関係者との調整・連携も重要なため、そういった部分でも外部と接触し、より広い医療・介護分野の様々な世界を知ることができることも大きな魅力です。
介護保険と医療保険、障害福祉サービスを利用する利用者と関わるため、それぞれの保険制度、各種サービスを実践を通して学ぶことができます。
それから、訪問看護の場合は、インセンティブなどの手当てがあるため、頑張ったらその分報酬に跳ね返り、病院勤務よりたくさん稼ぐことができるのも魅力の一つです!
訪問リハビリの実際のお仕事とは
次に訪問リハビリの実際のお仕事についてお伝えいたします。
訪問リハビリも病院と同様に必ず医師の指示のもとおこないます。主治医が発行する「訪問看護指示書」がもとになります。
医師からの指示書を受け取ったリハビリ職は、指示書の内容を基に利用者の既往歴や心身機能の状態、これからおこなうリハビリの目標や実施内容などを記した計画書(リハビリテーション実施計画書または訪問看護計画書)を作成し、医師に提出します。
訪問看護ステーションの場合、リハビリ職は看護師と連携して計画書・報告書を作成する必要があります。
いざ、出発!
訪問リハビリは車や自転車を利用して利用者の自宅に出向いてリハビリなどのサービスを行います。
ご利用者の自宅で行う業務としては、
・バイタルチェック(血圧、脈拍、血中酸素飽和度SPO2、体温測定)
・各種機能評価
・運動療法
・関節可動域練習
・日常生活動作練習(歩行、食事、排泄、着替え、座位保持など)
・環境整備のサポート(住宅改修のアドバイスや福祉用具の提案)
・家族への介護指導(必要なサービスの提案を含む介護方法のアドバイス)
1日の平均的な訪問件数は…?
訪問看護での訪問リハビリテーションのサービス提供時間は介護保険の場合、1単位20分で計算されます。
1件あたりのサービス提供時間は介護度に関わらず、基本的に40分間〜60分程度です。1日の平均的な訪問件数は5~6件になります。
リハビリ実施後は、サービス提供時間や実施したリハビリの内容、バイタルなどの各種訪問情報を記録します。
事業所に一度帰る時間がない場合は、そのまま次のご利用者宅に向かいます。
訪問件以外もお仕事もあります。
訪問先以外での業務内容も様々です。
・医療施設での退院前カンファレンスへの参加、
・サービス担当者会議
・地域ケア会議への出席
などを求められることもあり、ケアマネージャーや他の他職種とスケジュールを調整しながら動いていきます。
また、訪問看護計画書や報告書の作成などの事務作業もあります。
さいごに
訪問看護ステーションのリハビリテーションは将来期待の仕事です!
他の介護サービスと比べても増加率が高く、利用者も増加傾向にあるため、今後も需要が増えていくことが予想されます。
病院や施設でのリハビリ以外のやりがいを見つけたい理学療法士にとって、訪問でのリハビリを選択肢に入れてみるのもお勧めです!
よりご利用者の生活環境に近く、病院や施設では応えきれないニーズに応えたいとの熱意のある方は、ぜひ訪問看護ステーションへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。
皆様のお問い合わせをお待ちしております。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 募集要項
業務内容 |
関節拘縮予防関節 |
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契約形態 |
常勤/非常勤 |
資格 |
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 普通自動車免許(AT限定可)または原付免許があれば尚可 |
給与 |
【常勤】 【非常勤】 【非常勤】※訪問件数制度 |
賞与 |
【常勤】年2回(7・12月) |
昇給 |
【常勤】4月 |
その他手当て |
時間外手当 |
勤務時間・休日 |
9:00~18:00(実働8時間) |
待遇 |
・社会保険完備、企業型確定拠出年金、交通費支給、制服・スマートフォン貸与 |