管理者インタビュー

【訪問看護ストーリー】コロナにも負けない抜群のチームワークで利用者様に寄り添ったきめ細やかなケアを

鷺沼事業所で管理者を務めている高橋由美子さんに看護師としてのこれまでのご経歴、訪問看護師になったきっかけ、ステーションの雰囲気、今後の目標などをお聞きしました。

看護師になったきっかけ

ーー 高橋さん、本日は、よろしくお願いします。


よろしくお願いします。


ーー まず高橋さんが看護師になったきっかけを教えていただけますか?


はい。小さい時…弟がいたんですけど。病気でしょっちゅう入退院を繰り返してたんですね。私も病院にお見舞いに行ったりして…その時に看護師さんに接したのが一番最初かなと思います。

自分にそういう適性があるかどうかっていうのは別なんですけど。その頃からもうずっとなりたいと思っていました。

なんとなく自分の中で憧れじゃないですけど、そういうのがあったのかなって気はします。

看護師としてこれまでの経歴

ーー 有難うございます。実際に看護師になられて最初にどういったところでお勤めになったんですか?


まず実家のある仙台の総合病院で8年くらいでしたかね。

最初は、内科とか婦人科とか小児科で勤務していました。子供が生まれてからは膠原病内科外来に行って、後は耳鼻科、耳鼻科はほんのちょっとですね。そんな様な所を回ってました。

その後、主人の転勤でこちらに来ました。


ーー こちら(神奈川)にいらしたのは、どのくらい前ですか


確か90年か91年、その頃だったと思います。最初は、子供が小さかったので看護師としての仕事は暫くしておらず、だいぶブランクがありました。


ーー 看護師として復帰したのは、どういったタイミングだったんですか?


子供がちょっと手が掛からなくなったくらいに、看護師として外来しか来ないような個人病院で週2回の午前中勤務…そんな感じから始まりました。


ーー そこでは長くお勤めされたんですか?


そうですね。結構長く…何年かいました。
訪問看護はその後ですね。


訪問看護師になられた経緯・理由

ーー それでは高橋さんが訪問看護師になられた経緯についてお聞かせください。


はい。子供が大きくなって働く日をもっと増やしたいと思い、普通の病院の正社員になろうと思ったんですね。

(働いていた病院の)先生に辞めるってお話をしたら丁度、訪問看護を他の場所をやっていて人が足りないと、「そこに別に行かなくって良いんだけれど見学だけでもして貰えないか」って言われたのが間違い(笑)。きっかけですね。


ーー 当時は、訪問看護にはあまり関心がなかったんですね。


はい、その時には訪問看護をやろうと全く思ってなかったですね。

ただ先生にはお世話になってましたし、行ってみたら本当に人がいない…本当に来て貰いたいっていう所でちょっとやってみるかみたいな(笑)。


ーー そうだったんですね!
初めての訪問看護はいかがでしたか?


そうですね。急に飛び込んだみたいな感じでしたので本当に何にも分からなかったです。

最初はそんなに利用者さんも沢山はいなかったので、先輩看護師に一緒にくっついて訪問に行ってました。


ーー そこの訪問看護ステーションではどのくらい働かれたんですか?


そこで7~8年かな。
そのうちの2年は療養通所の方にいました。

元々訪問看護をやりたいというのは、自分の中には全くなかったんですけど‥‥やってみたら段々面白くなってきて。


ーー 徐々に開眼されたんですね(笑)。
そして最後の2年は、療養通所を経験されたと。


はい。そこの管理者が辞めてしまってという所で引き継いだ形で入りました。


ーー いきなり管理者としてですか?


全然小規模でしたので…1日3、4人くらいの感じのとこでした。青葉区にあるような大きな療養通所ではなかったです。

訪問看護で行った先の顔馴染みの方も療養通所に来ていらっしゃいました。


ーー 療養通所というと、結構、医療依存度の高い方が対象ですよね。


はい。神経難病の方とか全くの寝たきりの方とかが殆どでした。


ーー 療養通所でも様々な経験を積まれたんですね。
ありがとうございます。

療養通所の管理者をやられた後はどうされたんですか?


その療養通所が無くなるという話があり、やっぱり訪問看護もう一度やりたいかなって思いまして。かと言って前の訪看に戻るってなると中々ちょっと難しかったりとかして…

一度は、箱もので働こうかなと思って施設に行ったんですけど、結局また訪問に戻りたくて(笑)。


ーー なるほど、その頃にはすっかり訪問看護が良いなって思われていたんですね(笑)。


はい(笑)。その時別の新規立ち上げの訪問看護ステーションさんにお声かけいただき、管理者として行きました。


ーー 管理者として行かれたんですね。
もちろん訪問看護の管理者は、未経験ですよね。


はい。訪問に行って患者さんと接していた方が楽しかったので本当は管理者よりはスタッフとして仕事をしたかったのですが、結局、人がいなくてそうなっちゃいました。


ーー なるほど、訪問看護の経験者ですし「是非お願いします!」みたいな。


はい。「管理者をやってください」っていう風に。


ーー ちなみにそのステーションでは、どのくらい勤務されたんですか?


何年だろう…2~3年くらいかな。
その後ご縁がありタツミ訪問看護の鷺沼事業所にきました。


ーー 鷺沼事業所の立ち上げの時ですか?


いや、立ち上げ時ではないです。来た時には開業から1年は経っていたと思います。


ーー では鷺沼事業所では、入職後に管理者になられたんですね。


はい。丁度、前の管理者が辞められるタイミングでしたので、ほぼ最初から管理者でした。それが今から6年くらい前ですね。


ーー 当初は、営業などにも行かれてましたか?


報告書を持参しながらケアマネさんの所に行くとか先生の所に行くとか、私だけじゃなく他のスタッフもやってましたね。


ーー ありがとうございます。高橋さんは、これまで管理者としてかなり経験を積まれていると思いますが、管理者業務は、いかがですか?


管理者っていう点に関してはまだまだまだまだ。迷う事も多いです。本当に自分がやってていいのかなって、年齢だけは凄くあるんですけど(笑)。


ーー いえいえ訪問看護の管理者は、本当に大変だと思います。

有難うございます。

鷺沼事業所の職場の雰囲気について

ーー では、現在の鷺沼事業所についてお伺いしたいと思います。
職場の雰囲気はどんな感じですか?


雰囲気はすごくいいと思います。
特にうちは、看護師とリハが仲がいいんです。

他は良くリハビリと看護師の仲があんまりって聞くんですけど、うちは凄く上手くいってます。自分が言うのも何ですが(笑)。

例えば、うちの利用者様の中には神経難病の方が結構いらっしゃるんですけど、看護師さんとリハさんが一緒に「こういう事をやってあげたい!」とか「こういうの必要ないんじゃない?」とか色々話し合ったりしています。


ーー 生活の場でもある在宅では、看護の視点、リハの視点どちらも大切ですよね。


はい。もちろん今はコロナの影響であまり皆で集まってお話は出来なかったりはするんですけど、メールでやりとりしたり、メモで残したり…

本当はもっと密にやっていきたいんですけど、逆に言ったらこのコロナ禍でもそれが出来るのは凄いなとは思います。


ーー 確かにスタッフとのコミュニケーションの量が減ってしまうのは、コロナの影響も大きいですよね。


コロナ禍になって凄く変わった気はしますね。こればっかりは、どうしようもないんですけどね。

でも基本的な部分、必要なとこはちゃんと出来ているのは、うちのチームワークならではかなと思います。


ーー とても良いチームが出来ているんですね。

リハさんといえば鷺沼事業所には、STさん(言語聴覚士)もいらっしゃるんですよね。STさんがいらっしゃるステーションって意外と少ないですよね。


はい。本当にありがたいです。

自分の利用者さんでわからない事があると凄い聞けますし、教えてくれますし。


ーー 口腔ケアも看護の口腔ケアとは違いますしね。STの方はもっと本格的というか…


そうですね。本当に色々と教えていただいてます。

口腔ケア用品の種類とか、口の中を綺麗にする事の大事さとか、汚れが取れた時の利用者様の解放感とか、たくさんありますね。


ーー 専門分野をいい形で連携・共有されているんですね!

スタッフ同士で話し合っていくと、気付かない点に気付いたりとか、それを皆でもうちょっと良くしようとか、色々広がっていきますね。

鷺沼事業所が抱える課題について

ーー では現在、鷺沼事業所で課題となっていることはありますか?


今は…何より採用ですね。どうしても人が少ないので自分も訪問してますし、管理者としても中々全部に目が行かない。

後から聞いて、「えっ、そんなことがあったんだ、ええっ!」てこともありますし…こういう状態だったのに自分がわかってあげられなくて違う方向にいってしまったりとか。


ーー なるほどですね。採用の問題は、どのステーションさんも抱えていると思います。今後ますます訪問看護が必要な方も増えてくと思いますし。

ではスタッフさんが足りずに利用者様をお断りすることも…


はい。とても心苦しいですがお断りさせていただくケースも多いです。やってあげたい気持ちがあっても他の看護師は時間がない…自分がやるっていっても限界がありますし。

人に余裕が出来れば医療依存度の高い方、神経難病の方とか、癌末期の方、お看取りも積極的にお引き受けしていきたいです。

鷺沼事業所が求める人材について

ーー そうするとやっぱり採用が急務ですね。
高橋さん的には、どんな方に来ていただきたいですか?


私自分がのんびりしているので、どんどん動いてくれる人が良いです(笑)。

指示待ちの方ではなくて、もちろん確認はして貰いたいんですけど、色んなアイデアだったりとか、そういうのを提案してくれると嬉しいです。


ーー 自分がこうしたいなとか、こんな訪問看護したいなとかあったら一緒に作っていきましょうみたいな感じですね。


はい。今一番欲しいのは正社員なので、どんどん働きたいって方は大歓迎です。


ーー 例えば「将来は自分も管理者やってみたい」とかキャリア志向の方もいらっしゃると思うんですけど。


私も次の管理者さんとかも考えないといけないのかなとか思っているので、もし興味がある方がいれば本当にありがたいです。


ーー 有難うございます。
逆に子育て中の方など非常勤での勤務を希望されている方はいかがですか


もちろん大歓迎です。お子さんが小さい方っていうのはお休みもしたりしますのでそこは、皆でカバーしたいですね。

あと学校の行事とか予定が分かってることは、誰がいけるよとか、この人はお休みしちゃおうとかそういう調整は出来ると思います。


ーー 高橋さんもブランクがあった時期もありましたが、復職を考えられている看護師さんや訪看未経験の方は、いかがですか?


そうですね。今の若い子達は訪問看護が実習で入っていたりとかしますので看護師を経験しているのであれば、そんなに心配はいらないのかなって思います。

私は全然そんなことはなかったんですけど、こういう感じでやってるんだろうとか。何と無くのイメージはつくと思うんですよね。


ーー なるほど。あとは高橋さんのこれまでのキャリアの中で得られた経験をお伝えしていく感じですね。


はい。今迄の色んな経験っていうか…そういった事に関しては教えて行きたいです。全然至らないんですけど(笑)。


ーー いえいえ(笑)。ありがとうございます。

タツミの訪問看護ステーション鷺沼事業所で働いてみたい、興味のある方は、ぜひ一度ご連絡いただければと思います。

ーー 高橋さん、本日は、お忙しい中有難うございました。

スタッフに聞きました。高橋管理者ってどんな人?

言語聴覚士 S.Nさん

高橋管理者は、受け入れてくれる幅がとても大きい方です。

話をしてもまず全部聞いてくれて、そこからアドバイスをくれるのですごく有難いですね。

些細なことでも手を止めて、時間を作って聞いてくれたり…もちろんすごく忙しくされている方なので、その時に無理だったらあとでなら大丈夫とか言ってくださって…。

私たちスタッフからしたらこんなこと相談してもいいのかなって…例えば家のこととかも(笑)聞いてもらえます。

なにより管理者さんに相談しやすい環境って大きいなと思います。

作業療法士 M.Sさん

高橋さんのいいところですか?いっぱいありますよ(笑)。

なにより何かあった時にすぐに相談に乗ってくれます。

解決しなくても一緒に考えてくれます。冗談ぽい話もできますし…まあ大体、僕が突っ込まれています(笑)。

おかげ様でうちのステーションは、風通しとてもいい、話しやすい雰囲気になっていると思います。

これまでいくつかの職場を巡ってきましたが、とてもやりやすく過ごさせていただいています。

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